なださんのTCGの話とたまにそうじゃない話

Twitterでは収まらない遊戯王とその周辺の話をします。

【MTG】Unsanctiondの全和訳アプリっぽいものを作りました【アンサンクションド】

だいぶお久しぶりになってしまいました。なだでございます。

 

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MTGのジョークセット、Unsanctionedがでました!

ユニークなカード、美しいイラスト、そして土地…

構築フォーマットでは使えないですが、MTGの幅広さを物語る素晴らしいセットですね。

ただ…このセットは英語しかない。

というわけで

 

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和訳が全部見れるアプリっぽいものを作りました。

こちら↓

unsanctioned.glideapp.io

 

PCでご覧の方は下記QRコードを読み取り下さい。

 

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どなたでも、無料で使えます。

しかもこちらはアプリっぽい見た目の”WEBページ”なので

個人情報をとられるかも…みたいな心配もご無用。

 

使い方

① 上記のリンクかQRコードを読み取ります

② ホーム画面に追加するように促されます。

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  追加したくないなら×を押して非表示にしてください。

  ただホーム画面からアクセスした方がアプリっぽい見た目になるのでおススメです。

  ※こちらの操作はアプリのダウンロードではなくアドレスを保存しているだけです。

③ 下の方のタブで各色ごとにカードを分けていますので和訳が知りたい色をタップし該当のカードの和訳をご覧ください。

④ 情報が不足していたり、そもそも処理がわからない場合は各カードの下部にMTG wikiへ飛べるリンクボタンをクリックしてください。

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これとかキーワード能力がわからないしわかっても処理がわからん

 

ここからはちょっと細かい使い方

Unsanctionedセットのみで遊ぶ場合、各色2つのデッキを組み合わせてプレイすると思います。

プレイ中はカードの色でタブをクリックした方が見つかりやすいです。

プレイ後、各色のデッキごとにカードを分けるときはデッキの色でタブを見て仕分けることできます。

各色のデッキには無色のアーティファクト含まれているのですが、各色のタブ、無色他のタブどちらにも掲載しています。

したがってプレイ中、どちらのデッキに入っていた無色カードかわからなくても無色他のタブを見ればわかるようになっており、プレイ後無色カードを仕分けるときは各色の色を見ればどの無色カードがどのデッキに入っていたかわかるようになっています。

ほめて

 

カードの和訳はMTGwikiを参考にしています。

そのためまだ和訳名のないカードはカード名に和訳をつけておりません。

ご了承ください。

また、MTGwikiへのリンクボタンですが、どうやらMTGwikiの各カードアドレスの作り方が和名があるかないかで違うようです。

現状リンクがつながることは確認してますが、カードに和名が付いたときにアドレスが変わりリンクが切れる可能性があります。

その際はこの記事のコメントにて報告下さると助かります。

 

使い方については以上です。

 

 

 

ここからは余談。

僕自身はMTGを初めて1年ちょっとという新参者で、周りも同様にMTGを初めて浅い人が多いです。

僕は英語のカードを使うことに抵抗はあまりないのですが、友人の中には英語が読みづらい、もしくは読めないから英語のカードを使わないという人が結構な数います。

自分の構築するデッキについては口出しはできないので、特に何とも思ってなかったですが、英語が読めないと遊ぶことができないセットが出てきました。

エルドレインのBrawl Deckです。

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ブロールという遊び方自体が初心者にやさしい(カードプールをあまり必要としない)のに英語というところで壁ができているのはもったいない…

なのでBrawl Deckの全和訳リストをアプリっぽくして配布しました。

紙やWebでもよかったのですが、対戦中に手軽に、ということはビジュアルで探したいだったらアプリの方がいいだろう、と思ったのです。

たまたまPWAの開発サービスを知っていたのでこれで作ったところ、ちょっとだけ評判が良かったのでUnsanctionedでもやったろ、これがことの成り行きです。

10時間はかかりましたが…

ちなみにこちらのサービスを利用しています。

https://go.glideapps.com/

このサービス自体に日本語プラットフォームがないので何とも言えませんが…

 

 

 

ここまで読んでいただいた方なら察しているはずですが

Brawl Deckの全和訳リストもあります。

今皆さんに見せれる形にしているところなので少々お待ちくださいませ。

 

あと、英語しかない構築済みデッキ等が出た時はやる気の続く限り、このような和訳一覧アプリを作ろうと思ってます。

やる気が続くようにコメントや激励の言葉、この記事のリツイートとかしてもらえると嬉しいです。なだ、ちょろいので。

 

MTGのいろんな楽しみ方が皆さんに届くことを心より願っています。

 

【MTGスタン】肉を切らせて心を折る アゾリウスLO【わりと丁寧解説】

どうも、なだでございます。

暑い日が続きますね。

 

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絶賛蒸発中

 

MTGのことを結構書いてますが、そういや普段どんなデッキ使ってるか書いたことないなーって。

 

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誰か私にでかい縁側とデッキの違いを教えてくれ

 

僕はコントロールという形のデッキが好きでよく使ってます。

コントロールデッキは相手の脅威に対してひとつひとつ対処していきながら、終盤以降で大きな脅威を使って勝つデッキです。

 

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バーストバスト

 

一般的にコントロールデッキはあまり初心者向けじゃないと言われます。

私はまだMTGをはじめて1年も経っていない初心者ですが、ライフギリギリのところで生き残るスリルだとか、読み合い、ブラフの掛け合いになることが多く、最高にMTGしてるって感じが好きでコントロールの虜になっています。

 

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Macのコントロールキーは嫌いです

 

一言に"コントロール"といっても、いろんな形があります。

スタンダードで僕の使い慣れているコントロールは2つあり、そのうちのひとつ、今回はアゾリウスLOのご紹介です。

アゾリウスは白と青を中心とした構築、LOはライブラリアウトの略です。

 

このデッキのキーカードは冒頭で登場したこのカード。

 

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カードを引くたびに相手のデッキが無くなると書いてます。

このエンチャントを使って相手のデッキを削り飛ばすのがこのデッキのメインの勝ち筋です。

MTGはドローできなくなったら負け

 

青にはドローを行うカードが多く、相手のデッキを削るには申し分ないです。

しかしスタンダードのカードプールでは一直線にドローを重ね、相手のデッキを削りにいっても間に合わず、素早いデッキに殴りきられます。

 

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何もできずにやられる

 

従って相手の動きを抑制する必要があり、コントロールという手段に至りました。

コントロールということを念頭に置くと、青には唱える時にその呪文を"打ち消す"という対処法があります。

 

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これ骨以外も灰になってるよね

 

しかし出てしまったカードに対しての対処が手札バウンスしかなく、少し物足りないです。

従って盤面に触れるプラスαの色が必要で、全体除去が豊富なのと、特定の色から対処されにくいエンチャントによる個別除去がある、白を選択しました。

 

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たまたま白青の土地が余ってたとは口が裂けても…

 

打ち消し、ドロー、盤面干渉。

この白青コントロールというタイプは色の役割が変わらない限り存在できるデッキで、一度触っておきたかったという意図もあります。

 

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モダンでも活躍できるよ

 

ゲームプランとしてはこう

 

①序盤の脅威を対処して死にものぐるいで生き残る

 

②4〜5マナ帯で盤面を膠着させるか全除去呪文を打ってゲームのコントロールを得る

 

③心理腐食を置いてドローを連発し、ライブラリのクロックとリソース確保を同時に行う

 

心が折れる音に耳をすます

 

実際デッキを構築してみるとLO、ドロー、除去以外にも、自分のクリーチャーの手札バウンス、相手クリーチャーのデッキバウンスがうまく噛み合い、アゾリウスらしいデッキになりました。

 

アゾリウスLO
スタンダード
 アゾリウスLO

メイン マナ 枚数
迷い子、フブルスプ (1)(青) 1
迷える思考の壁 (1)(青) 3
永遠神ケフネト (2)(青)(青) 1
風の騎兵 (2)(青)(青)(青) 1
全てを見通す者、アテムシス (3)(青)(青)(青) 1
選択 (青) 4
ドビンの拒否権 (白)(青) 2
万全 (白/青)(白/青) 2
吸収 (白)(青)(青) 3
薬術師の眼識 (3)(青) 1
ジェイスの勝利 (2)(青) 1
心理腐食 (2)(青) 3
牢獄領域 (2)(白) 2
時の一掃 (2)(白)(白)(青) 3
悠長な再構築 (3)(青)(青) 1
時を解す者、テフェリー (1)(白)(青) 2
神秘を操る者、ジェイス (1)(青)(青)(青) 2
謎めいた指導者、カズミナ (3)(青) 1
ドミナリアの英雄、テフェリー (3)(白)(青) 2
平地   4
  6
廃墟の地   1
氷河の城砦   4
天才の記念像   1
爆発域   1
平穏な入り江   3
神聖なる泉   4
サイド マナ 枚数
呪文貫き (青) 1
啓蒙 (白) 2
活力回復 (1)(白) 1
ドビンの拒否権 (白)(青) 1
霊気の疾風 (1)(青) 2
帰寂からの帰還 (白)(白) 1
敬虔な命令 (1)(白) 2
牢獄領域 (2)(白) 1
イクサランの束縛 (3)(白) 2
夢を引き裂く者、アショク (1)(青/黒)(青/黒) 2
合計(メイン)   60
合計(サイド)   15

 

 

 

<各カードの細かな解説>

①LOエンジン

・心理腐食

→このデッキのキーカード。ドローをLOに変換してくれる。ただ、これ単体では何もしない、1枚あれば十分削れる、ゲーム序盤にあまり必要ない、従って4積みではなく3積み。

 

・迷える思考の壁

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たかが壁に除去を打つのか…まさしく迷える思考の壁。

→序盤のクリーチャーを止めつつ、LOを加速できる。ただの壁だと思って放っておくとセルフバウンスからの唱え直しでゴリゴリ削ります。ただし飛行には無力。初手に2枚は欲しくないけど1枚は欲しいので3積み。

 

・神秘を操る者、ジェイス

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→LOとドローを同時にやってくれるイケメン。常在能力が別の勝ち筋(自分のライブラリアウト)になっており、自分のデッキを回復する相手に対してのサブプランとしても有用です。単体で盤面に干渉できないのと伝説なので2積み。

 

・悠長な再構築

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→こちらもLOとドローができる。心理腐食との相性は抜群。併せて置ければゲームエンドはすぐそこ。ただし5マナは重たく、単体で何もしない。すげー悠長。ロマンを感じながら1積み。

 

②ドローエンジン

・選択

→ドミナリア以降のドローといえばこれ。序盤の手札事故軽減もさることながら、永遠神ケフネトとの相性が抜群です。後半に引いても問題ないので文句なしの4積み。

 

・迷い子、フブルスプ

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→手札の減らない偉い子。主にセルフバウンスで使い倒します。可愛い子にはなんとやら。このデッキの癒し。

 

・ジェイスの勝利

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→ケフネトとジェイスがいてトップこれだと1マナ3ドロー。このカードでゲームが決まるともう気が狂うほど気持ちええんじゃ。このデッキではロマン溢れる1枚。

 

・風の騎兵

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→フィニッシャー。3枚ドローでLOしつつとケフネト仕込みができる。マナコストを鑑みて1積み。

 

・全てを見通す者、アテムシス

→壁にできるドローエンジン。基本アタックすることはないですが、自分の手札が6枚あれば、厄介な飛行クリーチャーを落とす目的でブラフアタックすることもあります。

 

・時を解す者、テフェリー

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→小峠。-3のバウンスドローがこのデッキだと幅広く使えます。カードパワーは強いが複数枚欲しいわけではなく、守るための壁もある程度用意できるので2積み。

 

・謎めいた指導者、カズミナ

→数少ないクリーチャーを生き残らせつつドローエンジンになる優れもの。あったらい〜いな♪ カズ〜ミナ♪ 1積み。

 

・ドミナリアの英雄、テフェリー

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大峠。カードパワーは皆さんご存知の通りだが、このデッキだと-3がほぼ確定除去になる。お金の都合で2積み。

 

・天才の記念像

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→これ強くない…? 息切れ防止策のついた土地は有用。青の絡む2色のコントロールなら是非とも入れたい。

 

③盤面干渉

・万全+番人

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→このデッキだと万全がほぼ確定除去になる。再燃するフェニックスや永遠神だって処理できちゃう優れもの。大抵の人が効果を覚えていないので意外なところからのカウンターパンチになります。番人の方もなかなか優秀。ケフネトでトップドローした場合には番人で打ちます。

 

・時の一掃

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→全体除去だがセルフバウンスがついてるのがこのデッキでのキーポイント。コントロールしきった後、相手の盤面が育ってなくても、迷える思考の壁や風の騎兵など、出た時能力発揮クリーチャーを手札に戻すために打ちたい。

 

・永遠神ケフネト

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クリーチャーとして盤面を膠着させる1枚。飛行、タフネス5、除去しても戻ってくる、壁として優秀。前述の通り、各ターン初回ドローをコピーしマナ軽減して打てるのも、このデッキにおいてめちゃくちゃ相性がいい。元々2枚でしたが、中盤ドローが回り出した時にダブついてしまうことが多く、風の騎兵が出たこともあり、1枚に。

 

④マナ構築

コントロールにしてはすこし少なめの24枚ですがドローを多発できるのでどうにかなるかなぁと思ってます。

ショックランド、チェックランドはそれぞれ文句なしの4積みですが、ヒールランドも3枚まで積んでる理由としてはマナ拘束の強いカードが多いのが理由。

必要なマナシンボル(青49:白21)に対して平地の比率が少し高いのは、サイドボーディング後に白の比率が少し高くなるから。

無色土地が2枚入ってますが…まぁなくてもそんな変わんないかなぁ…

 

 

 

以上となります。

MTGAで実践をしてみるとコントロールしきったタイミングで投了となるのでLOしきる前に終わります。

時たまこっちがコントロールしきれてると思ってない状況で投了されることもある…

まさしく心理を腐食するデッキ。

 

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白青コントロールはいろんな形があって、ゲームエンドをどこに据えるかでいろんな楽しみ方ができるデッキです。

私はライブラリアウトをゲームエンドとして組んでみましたが、大型クリーチャーで制圧したり、土地をクリーチャー化して殴ったり…

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コントロールデッキは組む時、回す時、どちらも難しいし、考えることはめちゃくちゃ多いですが、それこそMTGの醍醐味だと思ってます。

 

是非みなさんもコントロールしてみませんか?

トトロでぇすさんとブースタードラフトをしてるときに考えてたこと

どうもなだと申します。食べ応えある手の人です。

 

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わたしのイメージって黄緑なのね

 

ということでトトロでぇすさんとMTGブースタードラフトで遊びまして、その動画が投稿されました!

 

基本セット2020を使って遊んでみよう!~ブースター・ドラフト編~ - YouTube

お声かけいただいたトトロさんと編集していただいたオカダさんと寝落ちしてたともさんにSpecial Thanks!!

 

動画内ではトトロさんのピック時の思考を紹介してたり、プレイの部分でも後から見てすごく勉強になるところがいくつもあります。

 

この時、僕は黙々とピックしたり、プレイしたりしていたのですが、このドラフトの時に考えていたことをここで書こうかと思います。

MTG自体初めて半年くらいですが、これから書くことで、構築するカードゲームとは違う楽しみ方を感じてもらったり、ドラフトで遊ぶ時の思考の参考になれば幸いです。

 

<始まるまで>

めっちゃ緊張してます。

なんて自己紹介しようかずっと迷ってた

しかも結構深夜で、声が全然出てないっすね。

聞こえづらいところあって申し訳ないです。

あとトトロさんがピックを公開していますが、基本見ないように進めましたし、そもそも見てる余裕なんてなかったです。

 

<ピック時>

 

1パック目第1ピック

動画の中でも言ってますがここが1番大事なピックです。

特にここのレア枠から何が出るか。このレア枠の引きでそのままデッキができると言っても過言ではありません。

ここのレアがめちゃくちゃ良くてその色に沿ってピックできればもうほぼ勝ちだと思ってます。

で、私のパックのレア

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高い多色土地。

うん、これが一番困る。

何色にでもなれる土地を引いてしまう=色の方針が固まらないという状況に。思わず失笑してます

従って他のカードで軸になるカードを探すことに。

そこで目に付いたのは

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1マナ1/1接死絆魂の吸血鬼。

うん、書いてあるキーワード能力が多く強い。

1体で地上を止められるし、嫌なアタックを続けてライフ差を広げられる。

1マナなので黒で組めれば絶対腐ることがない。

さらにm20には吸血鬼をサポートするカードがあったのでワンチャンそれが引ければ…という夢が広がります。

加えて

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Duress!!

黒といえばこれ、特にブースタードラフトみたいなリミテッド戦では、あって絶対損にならないカード。

抜くカードがなくても手札を見れるだけでだいぶ有利です。

なにより私が初めてMTGをやった時、1番最初にトトロさんに教えてもらったのは強迫の強さである!!

今回3人でのドラフトということもあって、色被りの少なさ、回って戻ってくる可能性も高いということも考慮して、黒主体で行くことを決めました。

だって私は

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強迫は私の手元に戻ってくると信じてファーストピックは

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凶月の吸血鬼

 

1パック目第2ピック

トトロさんが開けたパックです。

黒軸は確定したのであとどの色を絡ませてくるか、というのを考えてます。

で、気になってるのは

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この2枚でコンボが完成してるぅぅぅ!!!

焦ってこの辺のカードを取りそうになるのですが、多色土地自体は他のプレイヤーにとって優先度低いですし、血の美食家もマナコストが高いため同じく優先度は低い。

となると、ここで必要なのは青黒のヒールランドが使えるような青の有力なカードです。

このパックの中で有力な青のカード

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見てて気づいたんですが同タイミングでトトロさんのパックにも紺碧のドレイクがいてピックしてますね。

こいつの強さはトトロさんがこの時に全部言ってくれてます。

従って第2ピックはヒールランドと血の美食家がそのまま残ってくれることを祈っての紺碧のドレイク。

 

1パック目第3ピック

K.BLUEさんが開けたパックです。

黒青軸が決まったのでそこを中心に見ています。

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将来的な血の美食家のピックを想定し、絆魂を集めておきたく、血の強盗をピックしました。

黒だと他に

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このカードもあったのですが全員のパックを見ても複数枚なかったので一旦スルー。

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否認は強いんですが、クリーチャーメインになりやすいブースタードラフトだと肩透かしを食らう可能性が高く、加えてこの時点で2枚目の否認だったので、まぁ1枚くらいは残るだろうと思いスルー。

結果トトロさんに抑えられるので永遠にピックできない否認になりました。

 

1パック目第4ピック

最初に自分が開けたパックが戻ってきました。

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強迫は私の味方だった。

他のプレイヤーのピックがうまくそれており、理想的な進み方になっています。かなり有利な状況です。

特に黒を選択している人がいないということは好都合。

黒を集めているプレイヤーがいるならこの強迫は残らない

2ピック目にスルーしたヒールランドと血の美食家はほぼ間違いなく手に入るだろうなぁと思いながら、予定通り強迫をピック。

 

1パック目第5ピック以降

予定通り血の美食家と青黒ヒールランドを回収し、青黒のカードを適当に集めて1パック目は終わりました。

ただ否認をすべて押さえられたことは気づいており「青は誰かと被っている」という読みをしています

後で気づいたのですが、ちょくちょく黒を後回しにしたことで、トトロさんが「黒が浮きになっている」と錯覚したのは嬉しい誤算でした。

 

2パック目(動画外)

2パック目始まる時点で青のカードが少なかったので、少しリスクを含んでも青のカードを優先する想定でした。特に青単色の飛行はノータイムでピック

剥いたパックから出てきたレアはこれ

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色が合ってないしブースタードラフトで3色をするのは相当リスクなのでスルー。しかしこれをトトロさんにうまく使われましたね。

2パックのピックはかなり荒れた覚えがあります。トピックスだとここで確か塩水生まれの殺し屋をピックすることができました。

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加えて翼ある言葉もピックできたため

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ぼやっと低マナクリーチャーをスペルでサポートして戦うというイメージを持ってピックしてます。

 

3パック目(動画外)

3パック目のレアはこれ。

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色は合ってるけどデカすぎる。

マナ加速をピックしてないのにどうやって8マナひねり出せと。

1パック目これやったら黒緑にいってますね…

一応出したら勝ちになる系のクリーチャーなのでピック。

すると

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これが回ってきたのでデーモンをフィニッシャーに構えるという構築も考えられるようになりました。

あと印象的だったのは2パック目の後半で適当に取った

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このカードが3パック目でもう1枚取れたのでライブラリアウトを狙っていくという方針も見えました。

 

ピックが終了して

色は早めに決まったけどその中で方針が右往左往したので、もうちょっと一貫性持ってピックできたらなぁという反省をしながら構築に移ります。

 

<構築>

色はきちんと揃っていて2色でまとめられる。むしろ黒単でもいけるくらいだったが方針がぶれていてどこを軸に置くかが非常に難しかったです。

比較的多く取れた青の飛行クリーチャー等をスペルで守るというところはベースに組めましたが、何かが足りない…

というか決め手が足りない。

ピックできた決め手はここくらい

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マナコストが重いためやりづらいか…?

と思いましたがこの段階になるとあるもんで戦うしかないので

 

①軽量の飛行や接死等、いやらしいクリーチャーを並べる

②いくつかのハンデス呪文やいやらしいクリーチャーに対して対応させて相手のリソースを削る

③対してこちらはドローと回復を重ねてリソースを保つ

④相手の脅威は対応する

⑤フィニッシャーを出して勝ち繋げる

 

ぼんやりこんなプランを考えてました

後から冷静に見てみると、軽量クリーチャーを用いたコントロール戦術という不思議な方針になってますね。

 

マジックの上手い人は◯ターン目にこのクリーチャーが出たら強い、とかで考えるらしいです。

しかし僕の場合まだ未熟なのかデッキの全体的な戦術、その後やられるとやばいことに対してのメタの順で決めます。

なので、戦法が決まったら垂直落下やエンチャント破壊なんかの決まったらゲームエンドになりそうなカードに対してのピンポイントメタをメインから1〜2枚投入します。

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こんなん

たぶん変なこだわりじみたところではあるので参考になるかわかりませんが、これが刺さるとめちゃくちゃ気持ちいいです。

今回はうまく決まりませんでしたね…

 

その後マナシンボルの数を数えて土地を配分してデッキが出来上がるのですが、このタイミングでの自信は皆無です。

 

<いざプレイ>

土地2でしたが後攻でありドローが残っているのと1マナ飛行のフェアリーの悪党、2マナ塩水生まれの殺し屋と序盤で嫌なクリーチャーが並べられる状態だったのでキープ。

1ターン目、飛行のフェアリーの悪党が早速ショックで焼かれます。このクリーチャーは焼かれてもいい、残ったらラッキーくらいで出したのでまぁまぁというところ。

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2ターン目、予定通り、塩水生まれの殺し屋をプレイしますが瞬速持ちということを忘れるというプレイミス。終わった…

3ターン目、いい感じで土地を引けたのですが、飛行クリーチャーを出して翼ある言葉に繋げるか、混迷を構えておくかで悩みました。

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塩水生まれの殺し屋がいつまで残ってるかわからないことと、トトさんの二段攻撃クリーチャーはほっとくとゲームエンドまでいくので、飛行クリーチャーは後回し。

なるべく構えてるぞ感を出さないように気をつけて、混迷を構えることに。

結果うまく捌けましたね。

4ターン目、とても有利な状況。

私が進みたいのは雲族の予見者からの翼ある言葉。

トトさんから見ると先に塩水生まれの殺し屋を処理したい。

私の思い描くプランがおそらく通る形になっています。

アドバンテージ差が広がる展開になりそうな予感。

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5ターン目トークンのアタックをスルーしたのは翼ある言葉に繋げたかった。受けても2点なのでここはブロックしないという選択。

自ターンハンド6枚で土地を置かずに翼ある言葉を打ったのは打ち消しをしにくくするためです。

3マナ寝かせちゃったのは2アクション目がないことを意味するというのもあるので、うっかり以上のプレイミスですね…

6ターン目、思いっきり予想外の動きをされて焦りました。チャンドラはいかん。

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チャンドラを剥がしに行くためまずは翼の生えた兵士を落とすことに。

不浄な証約を使い、飛行クリーチャー同士で相打ち→次のターンでチャンドラを落とすプランへ。

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7ターン目、ワンちゃん強っ!!!と動揺してとてつもない読み違えをします。

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雲族の予見者がタフネス1残るコンバットに対して、1点のバーンを狙っているという読みをしますが、パンプがあるということの読み抜けをしています。

次のターンのチャンドラ落としのため、ライフ落としても雲族の予見者を守りたかったのですが、読み抜けがないと思いブロックしてしまいました。負けた。

自ターンの血の美食家は悪あがきくらいの気持ちで出してます。

8ターン目、もう負けたつもりでいましたが、クリーチャーの追加がなかったためドロー次第という状況に。

デッキトップは…

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神は言っている、ここで死ぬ運命ではないと。

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群れる猛犬に対しての最大対抗!

ファーストピックをした数十分前の自分に心からの感謝をして覚悟のキャスト!

これが通らなかったら負けでした。

よくよく考えてみるとビッグマナアーティファクトを先打ちして打ち消しさせてからの方が良かったですが、結果通ったからヨシ!

9ターン目、血の美食家をパクられたのは予想外でしたが群れる猛犬を処理できたのでこちらとしては◎。

なんかあるかなぁとか思って相手のハンドないのに戯言を言うてますが…

その後、速攻クリーチャーを気をつけながら、クロックしていって勝ちとなりました。

 

が。

 

私は一番最後に最もやってはいけないプレイミスをしてます。

土地土地のハンドを落としたことではありません。

フルコンバットしなかったことでもありません。

最終ドロー。

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強迫うちそびれた。

 

気になっている小箱系ボードゲーム

どうもなださんです。

小箱ゲームって言葉ご存知?

 

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しっかりしたボードゲーム、例えばカタンとかそんな大きなボードゲームではなくて、カードのみだったり、そコンパクトなボードゲームを小箱系って言います。

 

例えばこんなの

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最近これにじわじわとハマっていてですねぇ

「たった今考えたプロポーズを君に捧ぐよ。」というゲームは購入してOneandに置いていたりしてます。

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やる度に笑い過ぎで首の周り痛くなる

 

ふとしたタイミングでこんな小箱ゲーないかなぁとか想像しているくらいボドゲじわじわハマっているのですが…

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ボドゲ好きイラストレーターさん一緒に作りませんか?

 

もちろん既存の小箱ゲーでもやってみたいのがいくつかあって、今回はそれを紹介しようかなぁと思います。

いや、誰か買ってくれとか、そういうんじゃないですよ〜。

いやぁそんな〜。ねぇ〜。

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①デンポー!!

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https://www.amazon.co.jp/dp/B07RZGLX3T/ref=cm_sw_r_cp_awdb_c_hw6fDbPDDTKF5

GEAR戦士ではない

お題のキーワードをなるべく少ない文字数(カタカナ)で回答者に伝えるというゲーム。

もちろんお題をそのまま書くのはダメ。

文字数が少なくできた人から順にオープンして、回答者が答えられたらポイント、という感じです。

例えば「お金」というキーワードを伝えるのには「ユキチ」だったり「タイムイズ」みたいな感じです。

このゲームをやってみたいと思ったのは負けたらめちゃくちゃ悔しそう、というところ。

文字数を少なくすると別の答えを引き出す可能性が高まるというところが最高にギャンブルなのです。

例えばさっきの「ユキチ」について、これだけ聞くと「一万円」という答えになる可能性もありますね。

この後の方が「ギンコウ」というワードを出したらおそらく回答者は「お金」を導き出せるでしょう。

もし自分がもう一文字増やしてわかりやすい答えにできていたら…この悔しさは小箱ゲーだとなかなか味わえない。

言語系のゲームは数あれど、悔しいってゲームはなかなか無いのでやってみたいなぁと思ってます。

また、セット内容が少ないってのもなかなかいい感じです。

 

 

 

②トマトマト

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https://www.amazon.co.jp/dp/B07FVQLPJR/ref=cm_sw_r_cp_awdb_c_vv6fDbR0NRYJV

ケチャップップではない

トマトと的と魔と戸のカードがあり、1枚ずつめくり、めくれてる分のカードをその通りに言っていくというゲーム。あらすっげぇシンプル。

トマトマトまでなら楽だけど、マトトママトマとかなるともうなんかよくわからん。

感覚的にはミャンマーゲームとかに近くて、テンポ良く進んでいきそうなあたり、学生時代の悪い遊びを彷彿とさせます。

テキーラをお供にやってみたい。

地味に考えられてるなーと思ったのがカードに日本語が書かれてないってところ。

これだけでゲームが難しくなる…ボードゲーム奥深いなぁって思いました。

 

 

 

③20の質問

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もはやボドゲではない。

大人が楽しい紙ペンゲーム(すごろくや)という本の中で紹介されていたゲームです。

https://www.amazon.co.jp/dp/4905158079/ref=cm_sw_em_r_mt_awdo_cx6fDb1EWYDQG

シンプルに言うと人力アキネーター。

親はみんなが知っているキーワードを設定、子はそのキーワードを当てるためにエスノーで答えられる質問を投げかけます。親はそれにイエスかノーかどちらでもないで答える。

最大20回まで質問を繰り返し、子がそのキーワードを当てられれば10ポイント。

親は当てるまでの質問回数分ポイントをもらうというゲーム。

 

この"イエスノーの質問から答えを導き出す"という類のゲームは一度やってみたくて、最も簡単に、かつゲームになってるのがこの20の質問という形でした。

頭を悩ませるという点ではピカイチでかつ簡単にできる。これがいいポイントです。

 

この類のゲームはいくつかバリエーションがあって

難しい方向にいくとウミガメのスープというゲームがあります。

ウミガメのスープ 本家『ラテシン』

キーワードではなく、あらかじめストーリーを用意しておいて、そのストーリーの真相をイエスノー質問で暴いていくというもの。

ストーリーが秀逸だと非常に面白いです。

 

簡単な方向にいくとアテッコというボードゲームがあります。

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https://www.amazon.co.jp/dp/B07S29QZ1J/ref=cm_sw_em_r_mt_awdo_sz6fDbF4JBQZT

キーワードを特定のジャンルの中で設定するのである程度当てやすくなるというのが特徴です。

ボードゲームという形になっているのでやりやすいというのもポイントですね。

 

それぞれベストな形でお楽しみください。

 

 

以上、3つをご紹介しました。

僕が言語系のゲームが好きなのでそっちに寄ってますが、それ以外でもこんなゲームがおすすめというのがありましたら、是非ともコメント教えてください!

それでは!

 

<2019/08/05 追記>

トマトマトを購入しました!

Oneandに出張中ですのでご興味ある方は南行徳まで。

MTG始めたい人からよく聞かれることとその答え

どうもなだです。

こないだ久しぶりに遊戯王やったらバトルフェイズをコンバットって言いました。

伝わるからオッケー。

 

先日遊戯王で知り合った友人たちが集まるこじんまりとしたパーティがありました。

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六本木でメタル流しながらカードやって酒飲むとかいうピザーラ全部のせみたいな会。

三沢さんいつもありがとうね。

 

主に遊戯王ポケカのプレイヤーが多く集まりました。

あ、あとハリーポッターカードゲーム。

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通好みのTCG、君もホグワーツに入学しないかい!

 

で、がっつりMTGをやってるのは僕だけだったのですが興味のある人が多く、いろんな質問を受けました。

その時答えた内容とかも含めてまとめとくといいのかなぁと思ったのでQA方式で書いとこうと思います。

 

その前に前提知識。

MTGにはフォーマットという使うカードのルールがあってこれが特色ではあります。

ほかのTCGと比べるにはここを理解しておく必要があるので先に説明しておきますね。

 

・構築戦

自分でカードを集めて集めたカードでデッキを作って遊ぶフォーマットです。

使えるカードの範囲でいくつかの種類に分かれますが代表的な2種類のみ挙げます。

①スタンダード(スタン)

直近1〜2年くらいに発売したセットから構築して遊ぶフォーマット。

メインデッキ60枚以上、サイドデッキ15枚以内、同一カードは4枚まで。

もっとも参入障壁が低く、一番最初はここからやるのがいい。

滅多なことがない限り禁止カードが出ない。

②モダン

2003年7月以降(第8版)以降に発売したセットから構築するフォーマット。

デッキの枚数等はスタンと同じ。

スタンに比べて構築の幅が広いかわりに参入障壁が高い。

スタンに比べてかかるお金が0ひとつ違う。

 

・リミテッド

新品のパックを開けて出てきたカードを使ってその場で構築して戦うフォーマットです。

今回は説明割愛。

 

以上を踏まえた上でQAに入ります。

 

 

 

Q.MTGって高いよね。いくらかかるの?

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A.だいたいスタンで1万円〜5万円、モダンで3万円〜15万円。ただし"資産"として。

他のカードゲームに比べてカードの値段が高いのはMTGのネックではあります。

100万円のカードがあるなんて話が頭によぎるんじゃないでしょうか?

事実としてカード値段は高いです。

そもそもブースターが高いです。(通常1パック300円)

ただしMTGのポイントはそれが値崩れしにくいということです。

なので消費するというよりかはカードを資産として持てます。

1万円のカードは1万円としてそんなに値崩れしないですし時が経つにつれて上がるなんてことも…

初期投資は高いですが価値が落ちにくいのがMTGの特徴です。

 

 

 

Q.スタン落ちがイヤ。

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これはスター落ち

A.他TCGの方がよっぽど落ちてます

事前知識としてお伝えした通りスタンダードは1〜2年くらいのカードを使って構築します。

一見短いように思えますが、他TCG比べて長い方です。だって2年はつかえるんですよ?

スタン落ちのない遊戯王を想定してください。2年前の環境デッキ、今でも環境で戦えますか?

MTGはある程度戦えます。新弾が出たらその形にプラスαしていく感じです。

しかもスタンダードに関しては滅多に禁止が出ません。出たら大問題です。裏を返すとどんなに強いカードでも2年は守ってくれます。

別の観点では、スタンで高いカード、モダンでも使えます。

というか大抵モダンでも使えるから高くなってます。

肌感ですが2000円くらいまでがスタンで活躍するカード。それ以上はモダンでも活躍できるカードです。

考えようではありますが、スタン落ちしてもそこまで無駄はありません。

先ほどのお金の話と合わせると、半年楽しむのに5000円使うか、2年楽しむのに2万円使うか、みたいな感覚を持ってもらえれば幸いです

 

 

 

Q.とはいえ安くデッキを組みたい

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A.赤単を組め

赤単はシンプルかつ安くて強く伝統的なデッキタイプです。

現スタンのイクサラン〜灯争大戦でも環境で戦っていけるデッキです。

戦い方としては相手の盤面が整う前にライフ削りきるという超攻撃的な戦法。

これが1万円以下、下手すると5000円以下で組めます。

そしてこのデッキの素晴らしいのは、どの構築戦フォーマットでも存在しているということ。

友人のMTG古参プレイヤーでも「赤単しか知らねぇ!」くらいの潔いプレイヤーがいるくらい。それほど奥深く、強い。

そして今チャレンジャーデッキ(3780円)というものがあってその中に赤単があり、8枚(1000円くらい)を入れ替えるだけで充分スタン環境で戦えるくらいになります。

今がチャンスです!

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Q.でも混色デッキって強いんでしょ?

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A.強いよ。高いけど。

混色デッキというのは複数の色を混ぜて構築するデッキのこと。

MTGの色には役割があって、できることとできないことがはっきり分かれています。

それを組み合わせることによって対応の幅を広げるのが混色デッキです。もちろんリスクとしてプレイするときにマナの色が合わなくて事故るということはあります。

混色デッキには複数の色のマナが出せる土地が必要となって、ぶっちゃけこれが高い。

ただ、アレをしたい、コレをしたいという幅は広がるのでやってて楽しいです。

自分のやりたいことに合わせた楽しみ方をしたくて、懐に余裕があるなら混色に手を出すのは大いにアリだと思います。

 

Q.MTGって難しくない?

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A.ルールはシンプル。ただ悩むことは多く、それが醍醐味。

ルールは非常にシンプルで他のカードゲームをやったことあるなら10分くらいでできるようになります。複雑なルールや裁定もそんなになく覚えるルールも少ないです。

しかし読み合いや、ゲームの進め方など悩むべきことがめちゃくちゃたくさんあります。

ルールの難解さではなくプレイの難解さに注力できるのがMTGの楽しいところです。

僕は割と将棋に近い感覚を持っていて、一個のプレイミスは相手のミスでしかカバーできないシビアさは他のTCGと比べても随一です。

逆にそれが楽しめる人はやればいいし、そうじゃない人はハマらないかなぁ。

まぁ、やったら楽しいはずなんだけどね。

 

 

 

Q.MTGのイラストやカード名は好き!

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A.じゃあさっさとはじめなさいよ!

MTGのイラストやカード名、テキストは特徴的でその全てに意味があります。

遊ぶためのカードというところからは外れますが、是非ともそれはプレイすることによって楽しんでもらいたいです。

1つエピソードを挙げると、TCGにフレイバーという言葉ありますよね?

フレイバーテキスト、みたいな使われ方をして、他のTCGだとそれに意味はあまりないかもしれませんがMTGのフレイバーとは「機能する言葉」という意味です。

相手からブロックされないクリーチャーを表現する時、「ノンブロッククリーチャー」とか「回避」、なんていう言葉が意味合い的には通じるんですが、MTGではこれを「飛行」と言います。

MTGでいうフレイバーとはこういうことで、こんなエピソードが至る所に散りばめられています。

すでにイラストやカード名が好きなのであれば是非プレイして、その世界にのめり込んでください。

 

 

 

Q.でも周りにやってる人がいない…

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A.私がいるじゃない!

何から何まで全力サポートしますよ!

是非一緒にMTGやりましょう!

 

 

 

ということでダラダラと書いてしまいました。

これを読んだあなたがいつかプレインズウォーカーとなることを祈ります。

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外出先でMTGアリーナをスマホ起動する方法

どうもなだです。

MTGアリーナ、やってますかー!?

 

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こないだMTG仲間がiPadMTGアリーナやってるのを見て、それどうやってんのと聞いたら

「Steam Linkつかってねー」

と言っていたので

 

ってことはこれスマホでもいけんじゃん

 

と思いやり方を調べたところ

 

・Steamに非Steamゲームを追加する

・Steam Linkの使い方

 

の記事はあったものの肝心のMTGアリーナを外部起動する方法としてまとまってなかったのでまとめときます。

 

<この手順のゴール>

スマホ、もしくはタブレットMTGアリーナを起動できる。

 

<必要条件>

MTGアリーナとSteamに対応したPCを持っていて、それぞれインストールされている。

・Steam Linkをインストールできるスマホタブレットを持っている。

 

<手順>

①PC側でSteamのライブラリにMTGアリーナを追加する

Steamを起動すると左下に「ゲームを追加」というボタンがあるのでクリック。

「非Steamゲームを追加」というボタンが出てくるのでクリック。

プログラムの一覧からMTG Arenaを選択して「選択したプログラムを追加」をクリック。

 

スマホ側でSteam Linkをインストールする

こちらからどうぞ。

Steam リンク

Steamコントローラーめっちゃ勧められてますがMTGアリーナでは使用しません

 

スマホのSteam LinkとPCを接続する

スマホとPCが同じネットワークに繋がってる状態で、PCのSteamを起動してから、スマホ側のSteam Linkを起動します。

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ってことなので始めちゃいましょう

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コントローラーを聞かれますが、タッチコントロールでOKです。

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検出ができる状態であればここにあなたのPCが出てくるはずです。これを選択。

再スキャンを何度しても出てこない場合、PCかスマホのネットワーク接続を確かめてください。

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するとこんなPINコードがでてきます。

PC側のSteamに入力できるところが出てきているので、そこにこの4桁を入力。

PCとの接続診断が走った後に、接続が完了します。

途中オーディオうんたらが最新じゃないみたいなことを言われる可能性がありますが、その時はPC側のSteamを操作してオーディオうんたらを更新してください。

 

スマホからMTGアリーナを起動する

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Steam Linkのホーム画面はこんな感じかと思うのでプレイ開始を選択。

コントロールについての画面を飛ばすと

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こんな画面になります。

画面のボタンを操作してライブラリを選択し…

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見たことあるMTGのマークを選択して…

(下の方にあるかもです)

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プレイをクリックすると…

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ブラボー!!!

 

MTGアリーナが出てきます。

操作はタッチで行う感じです。

 

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割と不自由なく遊べます。

盤面はめっちゃ不自由させられてますが…

 

ここまできたら外出先からでもアリーナ起動が可能です!

 

<注意点>

ストリーミングをつかってやってるので通信量がゴリゴリ増えます。

従ってWi-fiでの使用をオススメします。

もちろん電池もゴリゴリ減ります。

あと細かいですが、アリーナに入るとスマホをマナーモードにしてても音がなります。

あらかじめアリーナ側の設定で消音にしておくといいです。

 

 

 

以上!

雑に書いちゃいましたが、是非お試しください!

TCGのデッキ作りの話聞いて泣いた話

どうもなだです。

探偵ナイトスクープ見ると毎回泣いてしまう。

 

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33年前の自転車旅行の恩返しをする話が好き

 

もともと涙もろいんですけど最近それに拍車がかかってまして

今日TCGbar Oneandでデッキ構築の話聞いてたら泣いちゃったもんで、その話です。

 

 

 

<登場人物>

なだ

→私。一昨年から遊戯王、去年の暮れからMTGを始める。シャケの人→ジェノサイドキングサーモンとコミュニケーション - なださんのTCGの話とたまにそうじゃない話。Oneandは常連(だと思う)。

ともさん

→TCGbar Oneandのキッチン番。もともとはTCGやったことなかったけど、なだと同じタイミングくらいでMTGにハマり、回復軸の白単を使っている。トトロさんの妻でアジャニが嫁。今回の主役。

トトロでぇす

→言わずもがなOneandの店主。遊戯王はワイトデッキの使い手。TCGにおける理念は素晴らしい。本人曰く、見た目の割に綺麗な体してるのがウリ。

 

 

 

 

発端はMTGの灯争対戦プレリリースの時に遡ります。

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なだがプレリリースで狼の友、トルシミールというカードを引きました

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ヴォジャトークン(伝説)

 

「あ、このカードともさんに使ってもらいたい。」

アジャニとかのケモケモが好きと聞いていたし。

色も白がからんで回復持ち。

ともさんのフレーバーに合ってる。うん、合ってる。

何より狼の"とも"だし。

 

ということでMTGアリーナで仮組みをして、それなりにデッキになることを確認。

ともさんとトトロさんにこの話をしました。

その時の反応はうーん、そこまで…って記憶です。

 

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僕はその後、狼の友のデッキのテストプレイを続けてました。

そして気づいてしまった。

このカード非常に使いづらい。

強くする方向に行くと狼の友は抜けてしまう。

その話はトトロさんとはしていて、やりづらいカードという意見は合致していました。

 

 

 

その後、ぼちぼちOneandに行っていると、ともさんが初めてデッキを構築している、という話をトトロさんから聞きます。

ともさんの使ってるMTGの回復軸白単はトトロさんが組んだもので、イチからデッキを作るっていう経験はまだしたことない。

だから自分でデッキを組んでみたいって話は前々からともさんが言ってました。

そういや白緑でアジャニ使うデッキ作りたいって話も聞いていたので、それのことかーって。

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トトロさんとは狼の友が使いづらいカードっていう話はしていたので、さすがにその方向はないかなぁ、と。

「ともが家で頭かかえてますよー」

ってトトロさんが言っていたので

うん、デッキ作るのって大変だよなぁ…

ってそう思ってました。

 

 

 

で、話は今日に戻ってきます。

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用事の帰りにちょっと飲んで帰ろうとふらっとOneand寄りました。

 

遊戯王デッキ作んなきゃ、なんですよねー、ぶっちゃけしんどい。」

みたいな話をしてると

 

ともさん「なださん、今デッキ作るのってモチベーションあります?」

なだ「ぶっちゃけないです。今はしんどいっす。」

と「しんどい。」

な「デッキ作るのって辛くないっすか?」

と「辛い…デッキ作るの辛いです…」

 

あーたぶんアジャニの話だなぁ

だいぶつまってんなぁと思ったので

 

「辛い時は一回違うこと考える、むしろ忘れるとか、あとはインプットとアウトプットいっぱいするとモチベ湧いてくるかなぁ」

 

みたいな話をしてると

 

「狼の友、あれを使いたいんですけど…使いづらくて」

 

と言いいました。

 

この時点でまず嬉しかった。

2つの点で。

 

ひとつは狼の友を使おうとしてくれていること。

半ば僕の思いつきみたいな提案を受け入れてくれていること。

 

もうひとつは、ともさんがカードの使いづらさがわかるまで熟考してくれていること。

TCGを初めて間もないのにそこまで成長していること。

 

ぶっちゃけこの時点でだいぶキてました。

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でもまだ泣かないぞ!男の子だもん!

 

その後、もろもろ狼の友に関するカードの話をトトロさんとしてましたが、ふとしたところでともさんが口を開きます。

 

 

 

とも「いろんなカードがあって…

よく見るカードもあるけど

全然見ない、

いわゆる使えないカードってあるじゃないですか。

そのカードはなんで生まれてきたの?って

かわいそうじゃないですか…?

 

 

 

なだ「うん。」

 

 

 

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エンダァァァァァァイァァァァァァ

 

その時、なんかいろんな感情が湧き上がって突如、涙が出てきました。

ともさんがカードに気持ちが入ってる。

強い紙、弱い紙じゃなくて、カードとして見てる。

環境で見ないカード、いわゆる日の目を見ないカードにスポットを当てようとしている。

カードにやさしさを向けている。

 

これを聞いて。

ホッとしたとか。

そこに気づいてくれてよかったとか。

共感だとか。

成長だとか。

なんかそんなのを全部ひっくるめて。

感動した。

 

 

 

トトロさん「誰も見向きもしないようなカードを磨き上げるといいデッキなる。俺のワイトトロもそうだし、なださんのキングサーモンも。それが大事。」

 

 

 

なだ「うん、辛いかもしれないけど本当にいい経験をしてると思います。その気持ち忘れないでください。一見強くないけど、それを使うために、しこたま考えて作ったデッキが、ともさんのデッキです。」

 

 

 

対戦ゲームって勝つことが最終目的なのにその手段に執着しているように見えることあるじゃないですか?

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加藤一二三九段「私が棒銀ばかり使うものだから、皆これを研究して対局する訳だけど、それでも私は3割方勝っている。それだけ棒銀は優秀なんです。3割勝てる限り、私は棒銀を指し続けますよ。」

 

たぶん最初は好きだから、とかそこまで深くないところからスタートするでしょうけど、深くに練り込まれた"好き"は、勝てる。

特にカードゲームって、よりコミュニケーションのゲームで、自分が何者なのかをしっかり表現できると思ってます。

このカードが好きっていうのは、その人のパーソナリティ。

こう、自己表現のできるデッキ、作りたいですよね。