トトロでぇすさんとブースタードラフトをしてるときに考えてたこと
どうもなだと申します。食べ応えある手の人です。
わたしのイメージって黄緑なのね
ということでトトロでぇすさんとMTGのブースタードラフトで遊びまして、その動画が投稿されました!
基本セット2020を使って遊んでみよう!~ブースター・ドラフト編~ - YouTube
お声かけいただいたトトロさんと編集していただいたオカダさんと寝落ちしてたともさんにSpecial Thanks!!
動画内ではトトロさんのピック時の思考を紹介してたり、プレイの部分でも後から見てすごく勉強になるところがいくつもあります。
この時、僕は黙々とピックしたり、プレイしたりしていたのですが、このドラフトの時に考えていたことをここで書こうかと思います。
MTG自体初めて半年くらいですが、これから書くことで、構築するカードゲームとは違う楽しみ方を感じてもらったり、ドラフトで遊ぶ時の思考の参考になれば幸いです。
<始まるまで>
めっちゃ緊張してます。
なんて自己紹介しようかずっと迷ってた
しかも結構深夜で、声が全然出てないっすね。
聞こえづらいところあって申し訳ないです。
あとトトロさんがピックを公開していますが、基本見ないように進めましたし、そもそも見てる余裕なんてなかったです。
<ピック時>
・1パック目第1ピック
動画の中でも言ってますがここが1番大事なピックです。
特にここのレア枠から何が出るか。このレア枠の引きでそのままデッキができると言っても過言ではありません。
ここのレアがめちゃくちゃ良くてその色に沿ってピックできればもうほぼ勝ちだと思ってます。
で、私のパックのレア
高い多色土地。
うん、これが一番困る。
何色にでもなれる土地を引いてしまう=色の方針が固まらないという状況に。思わず失笑してます
従って他のカードで軸になるカードを探すことに。
そこで目に付いたのは
1マナ1/1接死絆魂の吸血鬼。
うん、書いてあるキーワード能力が多く強い。
1体で地上を止められるし、嫌なアタックを続けてライフ差を広げられる。
1マナなので黒で組めれば絶対腐ることがない。
さらにm20には吸血鬼をサポートするカードがあったのでワンチャンそれが引ければ…という夢が広がります。
加えて
Duress!!
黒といえばこれ、特にブースタードラフトみたいなリミテッド戦では、あって絶対損にならないカード。
抜くカードがなくても手札を見れるだけでだいぶ有利です。
なにより私が初めてMTGをやった時、1番最初にトトロさんに教えてもらったのは強迫の強さである!!
今回3人でのドラフトということもあって、色被りの少なさ、回って戻ってくる可能性も高いということも考慮して、黒主体で行くことを決めました。
だって私は
強迫は私の手元に戻ってくると信じてファーストピックは
凶月の吸血鬼
・1パック目第2ピック
トトロさんが開けたパックです。
黒軸は確定したのであとどの色を絡ませてくるか、というのを考えてます。
で、気になってるのは
この2枚でコンボが完成してるぅぅぅ!!!
焦ってこの辺のカードを取りそうになるのですが、多色土地自体は他のプレイヤーにとって優先度低いですし、血の美食家もマナコストが高いため同じく優先度は低い。
となると、ここで必要なのは青黒のヒールランドが使えるような青の有力なカードです。
このパックの中で有力な青のカード
見てて気づいたんですが同タイミングでトトロさんのパックにも紺碧のドレイクがいてピックしてますね。
こいつの強さはトトロさんがこの時に全部言ってくれてます。
従って第2ピックはヒールランドと血の美食家がそのまま残ってくれることを祈っての紺碧のドレイク。
・1パック目第3ピック
K.BLUEさんが開けたパックです。
黒青軸が決まったのでそこを中心に見ています。
将来的な血の美食家のピックを想定し、絆魂を集めておきたく、血の強盗をピックしました。
黒だと他に
このカードもあったのですが全員のパックを見ても複数枚なかったので一旦スルー。
否認は強いんですが、クリーチャーメインになりやすいブースタードラフトだと肩透かしを食らう可能性が高く、加えてこの時点で2枚目の否認だったので、まぁ1枚くらいは残るだろうと思いスルー。
結果トトロさんに抑えられるので永遠にピックできない否認になりました。
・1パック目第4ピック
最初に自分が開けたパックが戻ってきました。
強迫は私の味方だった。
他のプレイヤーのピックがうまくそれており、理想的な進み方になっています。かなり有利な状況です。
特に黒を選択している人がいないということは好都合。
黒を集めているプレイヤーがいるならこの強迫は残らない
2ピック目にスルーしたヒールランドと血の美食家はほぼ間違いなく手に入るだろうなぁと思いながら、予定通り強迫をピック。
・1パック目第5ピック以降
予定通り血の美食家と青黒ヒールランドを回収し、青黒のカードを適当に集めて1パック目は終わりました。
ただ否認をすべて押さえられたことは気づいており「青は誰かと被っている」という読みをしています
後で気づいたのですが、ちょくちょく黒を後回しにしたことで、トトロさんが「黒が浮きになっている」と錯覚したのは嬉しい誤算でした。
・2パック目(動画外)
2パック目始まる時点で青のカードが少なかったので、少しリスクを含んでも青のカードを優先する想定でした。特に青単色の飛行はノータイムでピック。
剥いたパックから出てきたレアはこれ
色が合ってないしブースタードラフトで3色をするのは相当リスクなのでスルー。しかしこれをトトロさんにうまく使われましたね。
2パックのピックはかなり荒れた覚えがあります。トピックスだとここで確か塩水生まれの殺し屋をピックすることができました。
加えて翼ある言葉もピックできたため
ぼやっと低マナクリーチャーをスペルでサポートして戦うというイメージを持ってピックしてます。
・3パック目(動画外)
3パック目のレアはこれ。
色は合ってるけどデカすぎる。
マナ加速をピックしてないのにどうやって8マナひねり出せと。
1パック目これやったら黒緑にいってますね…
一応出したら勝ちになる系のクリーチャーなのでピック。
すると
これが回ってきたのでデーモンをフィニッシャーに構えるという構築も考えられるようになりました。
あと印象的だったのは2パック目の後半で適当に取った
このカードが3パック目でもう1枚取れたのでライブラリアウトを狙っていくという方針も見えました。
・ピックが終了して
色は早めに決まったけどその中で方針が右往左往したので、もうちょっと一貫性持ってピックできたらなぁという反省をしながら構築に移ります。
<構築>
色はきちんと揃っていて2色でまとめられる。むしろ黒単でもいけるくらいだったが方針がぶれていてどこを軸に置くかが非常に難しかったです。
比較的多く取れた青の飛行クリーチャー等をスペルで守るというところはベースに組めましたが、何かが足りない…
というか決め手が足りない。
ピックできた決め手はここくらい
マナコストが重いためやりづらいか…?
と思いましたがこの段階になるとあるもんで戦うしかないので
①軽量の飛行や接死等、いやらしいクリーチャーを並べる
②いくつかのハンデス呪文やいやらしいクリーチャーに対して対応させて相手のリソースを削る
③対してこちらはドローと回復を重ねてリソースを保つ
④相手の脅威は対応する
⑤フィニッシャーを出して勝ち繋げる
ぼんやりこんなプランを考えてました
後から冷静に見てみると、軽量クリーチャーを用いたコントロール戦術という不思議な方針になってますね。
マジックの上手い人は◯ターン目にこのクリーチャーが出たら強い、とかで考えるらしいです。
しかし僕の場合まだ未熟なのかデッキの全体的な戦術、その後やられるとやばいことに対してのメタの順で決めます。
なので、戦法が決まったら垂直落下やエンチャント破壊なんかの決まったらゲームエンドになりそうなカードに対してのピンポイントメタをメインから1〜2枚投入します。
こんなん
たぶん変なこだわりじみたところではあるので参考になるかわかりませんが、これが刺さるとめちゃくちゃ気持ちいいです。
今回はうまく決まりませんでしたね…
その後マナシンボルの数を数えて土地を配分してデッキが出来上がるのですが、このタイミングでの自信は皆無です。
<いざプレイ>
土地2でしたが後攻でありドローが残っているのと1マナ飛行のフェアリーの悪党、2マナ塩水生まれの殺し屋と序盤で嫌なクリーチャーが並べられる状態だったのでキープ。
1ターン目、飛行のフェアリーの悪党が早速ショックで焼かれます。このクリーチャーは焼かれてもいい、残ったらラッキーくらいで出したのでまぁまぁというところ。
2ターン目、予定通り、塩水生まれの殺し屋をプレイしますが瞬速持ちということを忘れるというプレイミス。終わった…
3ターン目、いい感じで土地を引けたのですが、飛行クリーチャーを出して翼ある言葉に繋げるか、混迷を構えておくかで悩みました。
塩水生まれの殺し屋がいつまで残ってるかわからないことと、トトさんの二段攻撃クリーチャーはほっとくとゲームエンドまでいくので、飛行クリーチャーは後回し。
なるべく構えてるぞ感を出さないように気をつけて、混迷を構えることに。
結果うまく捌けましたね。
4ターン目、とても有利な状況。
私が進みたいのは雲族の予見者からの翼ある言葉。
トトさんから見ると先に塩水生まれの殺し屋を処理したい。
私の思い描くプランがおそらく通る形になっています。
アドバンテージ差が広がる展開になりそうな予感。
5ターン目、トークンのアタックをスルーしたのは翼ある言葉に繋げたかった。受けても2点なのでここはブロックしないという選択。
自ターンハンド6枚で土地を置かずに翼ある言葉を打ったのは打ち消しをしにくくするためです。
3マナ寝かせちゃったのは2アクション目がないことを意味するというのもあるので、うっかり以上のプレイミスですね…
6ターン目、思いっきり予想外の動きをされて焦りました。チャンドラはいかん。
チャンドラを剥がしに行くためまずは翼の生えた兵士を落とすことに。
不浄な証約を使い、飛行クリーチャー同士で相打ち→次のターンでチャンドラを落とすプランへ。
7ターン目、ワンちゃん強っ!!!と動揺してとてつもない読み違えをします。
雲族の予見者がタフネス1残るコンバットに対して、1点のバーンを狙っているという読みをしますが、パンプがあるということの読み抜けをしています。
次のターンのチャンドラ落としのため、ライフ落としても雲族の予見者を守りたかったのですが、読み抜けがないと思いブロックしてしまいました。負けた。
自ターンの血の美食家は悪あがきくらいの気持ちで出してます。
8ターン目、もう負けたつもりでいましたが、クリーチャーの追加がなかったためドロー次第という状況に。
デッキトップは…
神は言っている、ここで死ぬ運命ではないと。
群れる猛犬に対しての最大対抗!
ファーストピックをした数十分前の自分に心からの感謝をして覚悟のキャスト!
これが通らなかったら負けでした。
よくよく考えてみるとビッグマナアーティファクトを先打ちして打ち消しさせてからの方が良かったですが、結果通ったからヨシ!
9ターン目、血の美食家をパクられたのは予想外でしたが群れる猛犬を処理できたのでこちらとしては◎。
なんかあるかなぁとか思って相手のハンドないのに戯言を言うてますが…
その後、速攻クリーチャーを気をつけながら、クロックしていって勝ちとなりました。
が。
私は一番最後に最もやってはいけないプレイミスをしてます。
土地土地のハンドを落としたことではありません。
フルコンバットしなかったことでもありません。
最終ドロー。
強迫うちそびれた。