MTG始めたい人からよく聞かれることとその答え
どうもなだです。
こないだ久しぶりに遊戯王やったらバトルフェイズをコンバットって言いました。
伝わるからオッケー。
先日遊戯王で知り合った友人たちが集まるこじんまりとしたパーティがありました。
六本木でメタル流しながらカードやって酒飲むとかいうピザーラ全部のせみたいな会。
三沢さんいつもありがとうね。
あ、あとハリーポッターカードゲーム。
で、がっつりMTGをやってるのは僕だけだったのですが興味のある人が多く、いろんな質問を受けました。
その時答えた内容とかも含めてまとめとくといいのかなぁと思ったのでQA方式で書いとこうと思います。
その前に前提知識。
MTGにはフォーマットという使うカードのルールがあってこれが特色ではあります。
ほかのTCGと比べるにはここを理解しておく必要があるので先に説明しておきますね。
・構築戦
自分でカードを集めて集めたカードでデッキを作って遊ぶフォーマットです。
使えるカードの範囲でいくつかの種類に分かれますが代表的な2種類のみ挙げます。
①スタンダード(スタン)
直近1〜2年くらいに発売したセットから構築して遊ぶフォーマット。
メインデッキ60枚以上、サイドデッキ15枚以内、同一カードは4枚まで。
もっとも参入障壁が低く、一番最初はここからやるのがいい。
滅多なことがない限り禁止カードが出ない。
②モダン
2003年7月以降(第8版)以降に発売したセットから構築するフォーマット。
デッキの枚数等はスタンと同じ。
スタンに比べて構築の幅が広いかわりに参入障壁が高い。
スタンに比べてかかるお金が0ひとつ違う。
・リミテッド
新品のパックを開けて出てきたカードを使ってその場で構築して戦うフォーマットです。
今回は説明割愛。
以上を踏まえた上でQAに入ります。
Q.MTGって高いよね。いくらかかるの?
A.だいたいスタンで1万円〜5万円、モダンで3万円〜15万円。ただし"資産"として。
他のカードゲームに比べてカードの値段が高いのはMTGのネックではあります。
100万円のカードがあるなんて話が頭によぎるんじゃないでしょうか?
事実としてカード値段は高いです。
そもそもブースターが高いです。(通常1パック300円)
ただしMTGのポイントはそれが値崩れしにくいということです。
なので消費するというよりかはカードを資産として持てます。
1万円のカードは1万円としてそんなに値崩れしないですし時が経つにつれて上がるなんてことも…
初期投資は高いですが価値が落ちにくいのがMTGの特徴です。
Q.スタン落ちがイヤ。
これはスター落ち
A.他TCGの方がよっぽど落ちてます
事前知識としてお伝えした通りスタンダードは1〜2年くらいのカードを使って構築します。
一見短いように思えますが、他TCG比べて長い方です。だって2年はつかえるんですよ?
スタン落ちのない遊戯王を想定してください。2年前の環境デッキ、今でも環境で戦えますか?
MTGはある程度戦えます。新弾が出たらその形にプラスαしていく感じです。
しかもスタンダードに関しては滅多に禁止が出ません。出たら大問題です。裏を返すとどんなに強いカードでも2年は守ってくれます。
別の観点では、スタンで高いカード、モダンでも使えます。
というか大抵モダンでも使えるから高くなってます。
肌感ですが2000円くらいまでがスタンで活躍するカード。それ以上はモダンでも活躍できるカードです。
考えようではありますが、スタン落ちしてもそこまで無駄はありません。
先ほどのお金の話と合わせると、半年楽しむのに5000円使うか、2年楽しむのに2万円使うか、みたいな感覚を持ってもらえれば幸いです
Q.とはいえ安くデッキを組みたい
A.赤単を組め
赤単はシンプルかつ安くて強く伝統的なデッキタイプです。
現スタンのイクサラン〜灯争大戦でも環境で戦っていけるデッキです。
戦い方としては相手の盤面が整う前にライフ削りきるという超攻撃的な戦法。
これが1万円以下、下手すると5000円以下で組めます。
そしてこのデッキの素晴らしいのは、どの構築戦フォーマットでも存在しているということ。
友人のMTG古参プレイヤーでも「赤単しか知らねぇ!」くらいの潔いプレイヤーがいるくらい。それほど奥深く、強い。
そして今チャレンジャーデッキ(3780円)というものがあってその中に赤単があり、8枚(1000円くらい)を入れ替えるだけで充分スタン環境で戦えるくらいになります。
今がチャンスです!
Q.でも混色デッキって強いんでしょ?
A.強いよ。高いけど。
混色デッキというのは複数の色を混ぜて構築するデッキのこと。
MTGの色には役割があって、できることとできないことがはっきり分かれています。
それを組み合わせることによって対応の幅を広げるのが混色デッキです。もちろんリスクとしてプレイするときにマナの色が合わなくて事故るということはあります。
混色デッキには複数の色のマナが出せる土地が必要となって、ぶっちゃけこれが高い。
ただ、アレをしたい、コレをしたいという幅は広がるのでやってて楽しいです。
自分のやりたいことに合わせた楽しみ方をしたくて、懐に余裕があるなら混色に手を出すのは大いにアリだと思います。
Q.MTGって難しくない?
A.ルールはシンプル。ただ悩むことは多く、それが醍醐味。
ルールは非常にシンプルで他のカードゲームをやったことあるなら10分くらいでできるようになります。複雑なルールや裁定もそんなになく覚えるルールも少ないです。
しかし読み合いや、ゲームの進め方など悩むべきことがめちゃくちゃたくさんあります。
ルールの難解さではなくプレイの難解さに注力できるのがMTGの楽しいところです。
僕は割と将棋に近い感覚を持っていて、一個のプレイミスは相手のミスでしかカバーできないシビアさは他のTCGと比べても随一です。
逆にそれが楽しめる人はやればいいし、そうじゃない人はハマらないかなぁ。
まぁ、やったら楽しいはずなんだけどね。
Q.MTGのイラストやカード名は好き!
A.じゃあさっさとはじめなさいよ!
MTGのイラストやカード名、テキストは特徴的でその全てに意味があります。
遊ぶためのカードというところからは外れますが、是非ともそれはプレイすることによって楽しんでもらいたいです。
1つエピソードを挙げると、TCGにフレイバーという言葉ありますよね?
フレイバーテキスト、みたいな使われ方をして、他のTCGだとそれに意味はあまりないかもしれませんがMTGのフレイバーとは「機能する言葉」という意味です。
相手からブロックされないクリーチャーを表現する時、「ノンブロッククリーチャー」とか「回避」、なんていう言葉が意味合い的には通じるんですが、MTGではこれを「飛行」と言います。
MTGでいうフレイバーとはこういうことで、こんなエピソードが至る所に散りばめられています。
すでにイラストやカード名が好きなのであれば是非プレイして、その世界にのめり込んでください。
Q.でも周りにやってる人がいない…
A.私がいるじゃない!
何から何まで全力サポートしますよ!
是非一緒にMTGやりましょう!
ということでダラダラと書いてしまいました。
これを読んだあなたがいつかプレインズウォーカーとなることを祈ります。